結論から言ってしまうと、蟠るの正しい読み方は「わだかまる」になります。
蟠るの”蟠”は「わだかま(る)」「はん」「ばん」と読むことはできますが、「かしこま(る)」と読むことはできないので、蟠るを「かしこまる」と読むのは間違いです。
「かしこまる」というのは、”畏まる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で蟠るの意味について解説していきます。
蟠るは「心の中に不平・不満が残っていてさっぱりしないこと/輪のような形に曲がること。蜷局(とぐろ)を巻くこと」の意味として用いられています。
蜷局というのは、”蛇などが、体を渦巻き状に巻いた状態でいること。また、その状態のこと”を意味します。
蟠るを用いた例文としては、「胸の奥底に蟠る悪い感情」や、「あそこで蛇が蟠っている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「心の中に不平・不満が残っていてさっぱりしないこと」の意味で、後者の例文は「輪のような形に曲がること。蜷局を巻くこと」の意味で使用しています。
また蟠るの類義語としては、「憂鬱(ゆううつ)・悶々(もんもん)・気重(きおも)・物憂い(ものうい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蟠ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蟠るの読み方と意味、”かしこまる”と”わだかまる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど