結論から言ってしまうと、諸手の正しい読み方は「もろて」「しょて」になります。
諸手の”諸”は「もろ」「しょ」と読むことができますが、諸手は「もろて」「しょて」と読むのが正しく、「しょしゅ」と読むのは間違いです。
一般的には諸手は「もろて」と読むことがほとんどで、「もろて」は”双手・両手”と書き表されることもあります。
ただ諸手は「もろて」「しょて」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また諸手(もろて)のように「諸(もろ)」が用いられている言葉には、
「諸刃(もろは)・諸味(もろみ)・諸白(もろはく)・諸共(もろとも)」などがあります。
諸手(しょて)のように「諸(しょ)」が用いられている言葉には、
「諸君(しょくん)・諸説(しょせつ)・諸悪(しょあく)・諸般(しょはん)」などがあります。
次の章で諸手の意味について解説していきます。
諸手(もろて)は「左右の手。両方の手のこと/諸々(もろもろ)の軍隊のこと」の意味として用いられています。
諸手を「もろて」と読むと上記のような意味になりますが、
「しょて」と読むと「諸々の軍隊のこと」の意味のみとなります。
このように諸手は「もろて」「しょて」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また諸手の類義語としては、「両腕(りょううで)・十指(じっし)・肢体(したい)・四肢(しし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても諸手と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「諸手の読み方と意味、”もろて”と”しょしゅ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど