このページでは諸手の読み方と意味、「もろて」と「しょしゅ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.諸手の正しい読み方は「もろて」「しょしゅ」?

 

結論から言ってしまうと、諸手の正しい読み方は「もろて」「しょて」になります

 

諸手の”諸”は「もろ」「しょ」と読むことができますが、諸手は「もろて」「しょて」と読むのが正しく、「しょしゅ」と読むのは間違いです。

 

 

 

一般的には諸手は「もろて」と読むことがほとんどで、「もろて」は”双手・両手”と書き表されることもあります

 

ただ諸手は「もろて」「しょて」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また諸手(もろて)のように「諸(もろ)」が用いられている言葉には、
「諸刃(もろは)・諸味(もろみ)・諸白(もろはく)・諸共(もろとも)」などがあります。

 

諸手(しょて)のように「諸(しょ)」が用いられている言葉には、
「諸君(しょくん)・諸説(しょせつ)・諸悪(しょあく)・諸般(しょはん)」などがあります。

 

 

次の章で諸手の意味について解説していきます。

 

2.諸手の意味について

 

諸手(もろて)は「左右の手。両方の手のこと/諸々(もろもろ)の軍隊のこと」の意味として用いられています。

 

 

諸手を「もろて」と読むと上記のような意味になりますが、
「しょて」と読むと「諸々の軍隊のこと」の意味のみとなります

 

このように諸手は「もろて」「しょて」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

また諸手の類義語としては、「両腕(りょううで)・十指(じっし)・肢体(したい)・四肢(しし)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても諸手と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「諸手の読み方と意味、”もろて”と”しょしゅ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 諸手の正しい読み方は「もろて」「しょて」の両方で、「しょしゅ」は間違い。
  • 諸手(もろて)は「左右の手。両方の手のこと/諸々の軍隊のこと」の意味。
  • 諸手(しょて)は「諸々の軍隊のこと」の意味。
  • 諸手(もろて)の類義語には、「両腕・十指・肢体・四肢」などがある。

 

 

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