さて日常的に使われるもので「若気る」という言葉があります。
この若気るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
若気るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは若気るの読み方と意味、「にやける」と「わかげる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.若気るの正しい読み方は「にやける」「わかげる」?
では若気るの正しい読み方は、「にやける」「わかげる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、若気るの正しい読み方は「にやける」になります。
若気るの”若”は「わか(い)」「じゃく」、”気”は「き」「け」(連濁により「げ」)と読むことができますが、若気るを「わかげる」と読むのは間違いです。
(連濁とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと)
若気るの”気”に「け」という読み方はありますが、”若”には「にや」という読み方はなく、若気るを「にやける」と読んでいるのは、当て字によるものです。
「にやける」という言葉の意味に、”若気”という言葉が持っている意味が合っていたため、”若気る”に「にやける」という読み方が当てられました。
次の章で若気るの意味と類義語について解説していきます。
2.若気るの意味と類義語について
では若気るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず若気るは「男が変にめかしこんだり、色っぽい様子をしたりすること/口元が緩(ゆる)んで笑顔になること」の意味として用いられています。
若気るを用いた例文としては、「彼女を想うと若気けてしまう」や、
「彼はいつも若気てばかりいる」のような使い方で用いられています。
一般的に若気るは後者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「口元が緩んで笑顔になること」の意味で使用しています。
また若気るの類義語としては、「笑顔(えがお)・微笑(びしょう)・含み笑い(ふくみわらい)・へらへら」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても若気ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「若気るの読み方と意味、”にやける”と”わかげる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 若気るの正しい読み方は「にやける」で、「わかげる」は間違い。
- 若気るは「男が変にめかしこんだり、色っぽい様子をしたりすること/口元が緩んで笑顔になること」の意味。
- 若気るの類義語には、「笑顔・微笑・含み笑い・へらへら」などがある。