結論から言ってしまうと、馳せるの正しい読み方は「はせる」になります。
馳せるの”馳”は「は(せる)」「じ」「ち」と読むことはできますが、
「あ(せる)」と読むことはできないので、馳せるを「あせる」と読むのは間違いです。
「あせる」というのは、”焦る・褪せる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で馳せるの意味について解説していきます。
馳せるは「速く走ること。駆けること/気持ちを向けること/名前などを広く行き渡らせること」の意味として用いられています。
馳せるを用いた例文としては、「故郷に思いを馳せる」や、
「世界に名を馳せる実力者」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「気持ちを向けること」の意味で、
後者の例文は「名前などを広く行き渡らせること」の意味で使用しています。
また馳せるの類義語としては、「有名(ゆうめい)・高名(こうめい)・轟く(とどろく)・名高い(なだかい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても馳せると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「馳せるの読み方と意味、”あせる”と”はせる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど