さて日常的に使われるもので「馳せる」という言葉があります。
この馳せるに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは馳せるの読み方と意味、「あせる」と「はせる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.馳せるの正しい読み方は「あせる」「はせる」?
では馳せるの正しい読み方は、「あせる」「はせる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、馳せるの正しい読み方は「はせる」になります。
馳せるの”馳”は「は(せる)」「じ」「ち」と読むことはできますが、
「あ(せる)」と読むことはできないので、馳せるを「あせる」と読むのは間違いです。
「あせる」というのは、”焦る・褪せる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で馳せるの意味と類義語について解説していきます。
2.馳せるの意味と類義語について
では馳せるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず馳せるは「速く走ること。駆けること/気持ちを向けること/名前などを広く行き渡らせること」の意味として用いられています。
馳せるを用いた例文としては、「故郷に思いを馳せる」や、
「世界に名を馳せる実力者」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「気持ちを向けること」の意味で、
後者の例文は「名前などを広く行き渡らせること」の意味で使用しています。
また馳せるの類義語としては、「有名(ゆうめい)・高名(こうめい)・轟く(とどろく)・名高い(なだかい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても馳せると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「馳せるの読み方と意味、”あせる”と”はせる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 馳せるの正しい読み方は「はせる」で、「あせる」は間違い。
- 馳せるは「速く走ること。駆けること/気持ちを向けること/名前などを広く行き渡らせること」の意味。
- 馳せるの類義語には、「有名・高名・轟く・名高い」などがある。