さて日常的に使われるもので「蘊蓄」という言葉があります。
この蘊蓄に使用されている漢字(特に”蘊”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは蘊蓄の読み方と意味、「うんちく」と「がんちく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.蘊蓄の正しい読み方は「うんちく」「がんちく」?
では蘊蓄の正しい読み方は、「うんちく」「がんちく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、蘊蓄の正しい読み方は「うんちく」になります。
蘊蓄の”蘊”は「うん」と読むことはできますが、「がん」と読むことはできないので、蘊蓄を「がんちく」と読むのは間違いです。
「がんちく」というのは、”含蓄(がんちく)”と書き表されるため注意が必要です。
また蘊蓄(うんちく)のように「蘊(うん)」が用いられている言葉には、
「余蘊(ようん)・五蘊(ごうん)・蘊奥(うんおう)・蘊藉(うんしゃ)」などがあります。
蘊蓄(うんちく)のように「蓄(ちく)」が用いられている言葉には、
「蓄電(ちくでん)・蓄積(ちくせき)・貯蓄(ちょちく)・備蓄(びちく)」などがあります。
次の章で蘊蓄の意味と類義語について解説していきます。
2.蘊蓄の意味と類義語について
では蘊蓄の意味と類義語について見ていきましょう。
まず蘊蓄は「長年積み蓄(たくわ)えた、学問などの深い知識のこと」の意味として用いられています。
蘊蓄を用いた例文としては、「蘊蓄を披露する」や、
「その研究に蘊蓄を傾ける」のような使い方で用いられています。
また蘊蓄の類義語としては、「知識(ちしき)・教養(きょうよう)・知見(ちけん)・素養(そよう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蘊蓄と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蘊蓄の読み方と意味、”うんちく”と”がんちく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 蘊蓄の正しい読み方は「うんちく」で、「がんちく」は間違い。
- 蘊蓄は「長年積み蓄えた、学問などの深い知識のこと」の意味。
- 蘊蓄の類義語には、「知識・教養・知見・素養」などがある。