結論から言ってしまうと、拉ぐの正しい読み方は「ひしぐ」「ひしゃぐ」になります。
拉ぐの”拉”は「ひし(ぐ)」「ひしゃ(げる)」「ら」と読むことができますが、「かつ(ぐ)」と読むことはできないので、拉ぐを「かつぐ」と読むのは間違いです。
(「かつぐ」というのは、”担ぐ”と書き表されます)
一般的には拉ぐは「ひしぐ」と読むことが多いです。
ただ拉ぐは「ひしぐ」「ひしゃぐ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で拉ぐの意味について解説していきます。
拉ぐ(ひしぐ)は「押しつぶすこと/勢いをくじくこと」の意味として用いられています。
拉ぐを「ひしぐ」と読むと上記のような意味になりますが、
「ひしゃぐ」と読むと「押しつぶすこと」の意味のみとなります。
このように拉ぐは「ひしぐ」「ひしゃぐ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
拉ぐを用いた例文としては、「巨漢をも拉ぐ馬鹿力」や、
「敵の勢いを拉(ひし)ぐ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「押しつぶすこと」の意味で、
後者の例文は「勢いをくじくこと」の意味で使用しています。
また拉ぐの類義語としては、「潰す(つぶす)・躙る(にじる)・踏む(ふむ)・圧迫(あっぱく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても拉ぐと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「拉ぐの読み方と意味、”かつぐ”と”ひしぐ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど