結論から言ってしまうと、寸隙の正しい読み方は「すんげき」になります。
寸隙の”隙”は「すき」「げき」と読むことはできますが、「しょう」と読むことはできないので、寸隙を「すんしょう」と読むのは間違いです。
また寸隙(すんげき)のように「寸(すん)」が用いられている言葉には、
「寸法(すんぽう)・寸前(すんぜん)・寸断(すんだん)・寸暇(すんか)」などがあります。
寸隙(すんげき)のように「隙(げき)」が用いられている言葉には、
「間隙(かんげき)・空隙(くうげき)・農隙(のうげき)・駒隙(くげき)」などがあります。
次の章で寸隙の意味について解説していきます。
寸隙は「僅(わず)かの暇(ひま)のこと/僅かな隙(すき)のこと」の意味として用いられています。
寸隙を用いた例文としては、「寸隙も取れないほど忙しい」や、
「寸隙を狙って攻撃する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「僅かの暇のこと」の意味で、
後者の例文は「僅かな隙のこと」の意味で使用しています。
また寸隙の類義語としては、「寸暇(すんか)・小閑(しょうかん)・合間(あいま)・空隙(くうげき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても寸隙と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「寸隙の読み方と意味、”すんげき”と”すんしょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど