結論から言ってしまうと、烙印の正しい読み方は「らくいん」になります。
烙印の”烙”は「や(く)」「らく」と読むことはできますが、「かく」と読むことはできないので、烙印を「かくいん」と読むのは間違いです。
また烙印(らくいん)のように「烙(らく)」が用いられている言葉は、
烙印の他には「焙烙(ほうらく・ほうろく)」しか見つけることができませんでした。
烙印(らくいん)のように「印(いん)」が用いられている言葉には、
「印象(いんしょう)・印籠(いんろう)・印字(いんじ)・印税(いんぜい)」などがあります。
次の章で烙印の意味について解説していきます。
烙印は「銅・鉄で作り、熱く焼いて物に押す印のこと」の意味として用いられています。
烙印は昔の刑罰で、罪人の額(ひたい)などに押されていました。
烙印を用いた例文としては、「彼の体には烙印はない」や、
「卑怯者の烙印を押されてしまった」のような使い方で用いられています。
”烙印を押される”というのは慣用句で、「消すことのできない汚名を受けること。また、周囲からそういうものとして決めつけられること」を意味します。
また烙印の類義語としては、「入れ墨(いれずみ)・刺青(しせい)・タトゥー・レッテル」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても烙印と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「烙印の読み方と意味、”かくいん”と”らくいん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど