このページでは万斛の読み方と意味、「ばんこく」と「ばんかい」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.万斛の正しい読み方は「ばんこく」「ばんかい」?

 

結論から言ってしまうと、万斛の正しい読み方は「ばんこく」になります

 

万斛の”万”は「よろず」「まん」「ばん」、”斛”は「こく」と読むことはできますが、”斛”は「かい」と読むことはできないので、万斛を「ばんかい」と読むのは間違いです。

 

 

万斛の”斛(こく)”という字は、”解(かい)”という字に少し似ているため注意が必要です。

 

 

 

また万斛(ばんこく)のように「万(ばん)」が用いられている言葉には、
「万象(ばんしょう)・万歳(ばんざい)・万策(ばんさく)・万事(ばんじ)」などがあります。

 

万斛(ばんこく)のように「斛(こく)」が用いられている言葉は、
万斛の他には「木斛(もっこく)・石斛(せっこく)」しか見つけることができませんでした。

 

 

次の章で万斛の意味と類義語について解説していきます。

 

2.万斛の意味と類義語について

 

万斛は「極めて多い分量のこと」の意味として用いられています。

 

 

万斛を用いた例文としては、「万斛の涙を流す」や、
「彼に万斛の期待をかけている」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また万斛の類義語としては、「絶大(ぜつだい)・莫大(ばくだい)・豊富(ほうふ)・潤沢(じゅんたく)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても万斛と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「万斛の読み方と意味、”ばんこく”と”ばんかい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 万斛の正しい読み方は「ばんこく」で、「ばんかい」は間違い。
  • 万斛は「極めて多くの分量のこと」の意味。
  • 万斛の類義語には、「絶大・莫大・豊富・潤沢」などがある。

 

 

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