このページでは万国の読み方と意味、「まんごく」と「ばんこく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.万国の正しい読み方は「まんごく」「ばんこく」?

 

結論から言ってしまうと、万国の正しい読み方は「ばんこく」になります

 

万国の”万”は「よろず」「まん」「ばん」、”国”は「くに」「こく」(連濁により「ごく」)と読むことができますが、万国は「ばんこく」と読むのが正しく、「まんごく」と読むのは間違いです。

 

(連濁とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと)

 

 

 

「まんごく」というのは、”万石(まんごく)”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

 

また万国(ばんこく)のように「万(ばん)」が用いられている言葉には、
「万象(ばんしょう)・万歳(ばんざい)・万策(ばんさく)・万事(ばんじ)」などがあります。

 

万国(ばんこく)のように「国(こく)」が用いられている言葉には、
「諸国(しょこく)・建国(けんこく)・公国(こうこく)・国策(こくさく)」などがあります。

 

 

次の章で万国の意味について解説していきます。

 

2.万国の意味について

 

万国は「あらゆる国。世界中のすべての国のこと」の意味として用いられています。

 

 

万国を用いた例文としては、「万国旗を掲げる」や、
「万国博覧会が開催された」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また万国の類義語としては、「諸国(しょこく)・両国(りょうこく)・列国(れっこく)・各国(かっこく)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても万国と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「万国の読み方と意味、”まんごく”と”ばんこく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 万国の正しい読み方は「ばんこく」で、「まんごく」は間違い。
  • 万国は「あらゆる国。世界中のすべての国のこと」の意味。
  • 万国の類義語には、「諸国・両国・列国・各国」などがある。

 

 

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