さて日常的に使われることはあまりないですが、「欣然」という言葉があります。
この欣然に使用されている漢字(特に”欣”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは欣然の読み方と意味、「きんぜん」と「けつぜん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.欣然の正しい読み方は「きんぜん」「けつぜん」?
では欣然の正しい読み方は、「きんぜん」「けつぜん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、欣然の正しい読み方は「きんぜん」になります。
欣然の”欣”は「よろこ(ぶ)」「きん」「ごん」と読むことはできますが、
「けつ」と読むことはできないので、欣然を「けつぜん」と読むのは間違いです。
また欣然(きんぜん)のように「欣(きん)」が用いられている言葉には、
「欣快(きんかい)・欣躍(きんやく)・欣喜(きんき)・欣幸(きんこう)」などがあります。
欣然(きんぜん)のように「然(ぜん)」が用いられている言葉には、
「呆然(ぼうぜん)・唖然(あぜん)・自然(しぜん)・全然(ぜんぜん)」などがあります。
次の章で欣然の意味と類義語について解説していきます。
2.欣然の意味と類義語について
では欣然の意味と類義語について見ていきましょう。
まず欣然は「喜んで物事をするさま」の意味として用いられています。
欣然を用いた例文としては、「欣然として意見を述べる」や、
「彼は欣然と勉強する」のような使い方で用いられています。
また欣然の類義語としては、「驚喜(きょうき)・歓喜(かんき)・狂喜(きょうき)・愉悦(ゆえつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても欣然と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「欣然の読み方と意味、”きんぜん”と”けつぜん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 欣然の正しい読み方は「きんぜん」で、「けつぜん」は間違い。
- 欣然は「喜んで物事をするさま」の意味。
- 欣然の類義語には、「驚喜・歓喜・狂喜・愉悦」などがある。