さて日常的に使われるもので「祈祷」という言葉があります。
この祈祷に使用されている漢字(特に”祷”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは祈祷の読み方と意味、「きじゅ」と「きとう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.祈祷の正しい読み方は「きじゅ」「きとう」?
では祈祷の正しい読み方は、「きじゅ」「きとう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、祈祷の正しい読み方は「きとう」になります。
祈祷の”祈”は「いの(る)」「き」、”祷”は「とう」と読むことはできますが、”祷”は「じゅ」と読むことはできないので、祈祷を「きじゅ」と読むのは間違いです。
また祈祷(きとう)のように「祈(き)」が用いられている言葉には、
「祈念(きねん)・祈願(きがん)・祈誓(きせい)・祈雨(きう)」などがあります。
祈祷(きとう)のように「祷(とう)」が用いられている言葉には、
「祝祷(しゅくとう)・黙祷(もくとう)・祷祀(とうし)」などがあります。
次の章で祈祷の意味と類義語について解説していきます。
2.祈祷の意味と類義語について
では祈祷の意味と類義語について見ていきましょう。
まず祈祷は「神仏に祈ること。また、その儀式のこと」の意味として用いられています。
祈祷を用いた例文としては、「食事の前後に祈祷する」や、
「祈祷に用いられる文言」のような使い方で用いられています。
また祈祷の類義語としては、「信仰(しんこう)・祈願(きがん)・祝祷(しゅくとう)・黙祷(もくとう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても祈祷と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「祈祷の読み方と意味、”きじゅ”と”きとう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 祈祷の正しい読み方は「きがん」で、「きじゅ」は間違い。
- 祈祷は「神仏に祈ること。また、その儀式のこと」の意味。
- 祈祷の類義語には、「信仰・祈願・祝祷・黙祷」などがある。