結論から言ってしまうと、嘯くの正しい読み方は「うそぶく」になります。
嘯くの”嘯”は「うそぶ(く)」「しょう」と読むことはできますが、
「こまね(く)」と読むことはできないので、嘯くを「こまねく」と読むのは間違いです。
「こまねく」というのは、”拱く”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で嘯くの意味について解説していきます。
嘯くは「とぼけて知らないふりをすること/大きなことを言うこと/獣などが吠えること。鳥などが鳴き声をあげること/口をすぼめて息や声を出すこと」の意味として用いられています。
嘯くを用いた例文としては、「知らないと嘯く」や、
「誰にも負けないと嘯く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「とぼけて知らないふりをすること」の意味で、
後者の例文は「大きなことを言うこと」の意味で使用しています。
また嘯くの類義語としては、「誤魔化す(ごまかす)・白を切る(しらをきる)・驕慢(きょうまん)・傲慢(ごうまん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても嘯くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「嘯くの読み方と意味、”うそぶく”と”こまねく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど