さて日常的に使われるもので「嘯く」という言葉があります。
この嘯くに使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは嘯くの読み方と意味、「うそぶく」と「こまねく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.嘯くの正しい読み方は「うそぶく」「こまねく」?
では嘯くの正しい読み方は、「うそぶく」「こまねく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、嘯くの正しい読み方は「うそぶく」になります。
嘯くの”嘯”は「うそぶ(く)」「しょう」と読むことはできますが、
「こまね(く)」と読むことはできないので、嘯くを「こまねく」と読むのは間違いです。
「こまねく」というのは、”拱く”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で嘯くの意味と類義語について解説していきます。
2.嘯くの意味と類義語について
では嘯くの意味と類義語について見ていきましょう。
まず嘯くは「とぼけて知らないふりをすること/大きなことを言うこと/獣などが吠えること。鳥などが鳴き声をあげること/口をすぼめて息や声を出すこと」の意味として用いられています。
嘯くを用いた例文としては、「知らないと嘯く」や、
「誰にも負けないと嘯く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「とぼけて知らないふりをすること」の意味で、
後者の例文は「大きなことを言うこと」の意味で使用しています。
また嘯くの類義語としては、「誤魔化す(ごまかす)・白を切る(しらをきる)・驕慢(きょうまん)・傲慢(ごうまん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても嘯くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「嘯くの読み方と意味、”うそぶく”と”こまねく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 嘯くの正しい読み方は「うそぶく」で、「こまねく」は間違い。
- 嘯くは「とぼけて知らないふりをすること/大きなことを言うこと/獣などが吠えること。鳥などが鳴き声をあげること/口をすぼめて息や声を出すこと」の意味。
- 嘯くの類義語には、「誤魔化す・白を切る・驕慢・傲慢」などがある。