さて日常的に使われることはほとんどないですが、「車力」という言葉があります。
この車力に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
車力がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは車力の読み方と意味、「しゃりき」と「しゃりょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.車力の正しい読み方は「しゃりき」「しゃりょく」?
では車力の正しい読み方は、「しゃりき」「しゃりょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、車力の正しい読み方は「しゃりき」になります。
車力の”力”は「ちから」「りょく」「りき」と読むことができますが、
車力は「しゃりき」と読むのが正しく、「しゃりょく」と読むのは間違いです。
また車力(しゃりき)のように「車(しゃ)」が用いられている言葉には、
「滑車(かっしゃ)・汽車(きしゃ)・水車(すいしゃ)・車両(しゃりょう)」などがあります。
車力(しゃりき)のように「力(りき)」が用いられている言葉には、
「力走(りきそう)・力説(りきせつ)・力投(りきとう)・万力(まんりき)」などがあります。
次の章で車力の意味と類義語について解説していきます。
2.車力の意味と類義語について
では車力の意味と類義語について見ていきましょう。
まず車力は「荷車(にぐるま)を引いて、荷物を運搬することを職業とする人のこと」の意味として用いられています。
また車力の類義語としては、「馬子(まご)・飛脚(ひきゃく)・歩荷(ぼっか)・馬方(うまかた)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても車力と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「車力の読み方と意味、”しゃりき”と”しゃりょく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 車力の正しい読み方は「しゃりき」で、「しゃりょく」は間違い。
- 車力は「荷車を引いて、荷物を運搬することを職業とする人のこと」の意味。
- 車力の類義語には、「馬子・飛脚・歩荷・馬方」などがある。