八入の読み方と意味、「やしお」と「はちにゅう」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはほとんどないですが、「八入」という言葉があります。

 

この八入に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
八入がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは八入の読み方と意味、「やしお」と「はちにゅう」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.八入の正しい読み方は「やしお」「はちにゅう」?

 

では八入の正しい読み方は、「やしお」「はちにゅう」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、八入の正しい読み方は「やしお」になります

 

八入の”八”は「はち」「や」、”入”は「はい(る)」「しお」「にゅう」と読むことができますが、八入は「やしお」と読むのが正しく、「はちにゅう」と読むのは間違いです

 

 

 

また八入(やしお)のように「八(や)」が用いられている言葉には、
「八重(やえ)・八洲(やしま)・八衢(やちまた)・八咫(やた)」などがあります。

 

八入(やしお)のように「入(しお)」が用いられている言葉は、
八入の他には「一入(ひとしお)・千入(ちしお)」しか見つけることができませんでした。

 

 

次の章で八入の意味について解説していきます。

 

2.八入の意味について

 

では八入の意味について見ていきましょう。

 

まず八入は「何度も染料に浸して染めること」の意味として用いられています。

 

八入の他にも”千入(ちしお)”と”一入(ひとしお)”という言葉があり、
千入は八入と同じで「何度も染料に浸して染めること」の意味となります。

 

 

 

そして一入というのは、「一度染料に浸して染めること/ある物事が、元々の状態に比べて、より一層程度が増すこと」を意味します。

 

一度染料に浸すことにより、染める前よりも色が鮮やかになることから、後者の意味としても使われるようになりました。

 

 

いま現在では一入は後者の意味で使われることがほとんどで、
「その知らせで喜びも一入だ」や「その情報で一入興味をひく」のように使われます。

 

つまり前者の例文は「その知らせを聞いて、喜びもより一層増した」、
後者の例文は「その情報を聞いて、より一層興味をひく」という意味となります。

 

 

以上が「八入の読み方と意味、”やしお”と”はちにゅう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ