さて日常的に使われるもので「二言目」という言葉があります。
この二言目に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
二言目がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは二言目の読み方と意味、「にげんめ」と「ふたことめ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.二言目の正しい読み方は「にげんめ」「ふたことめ」?
では二言目の正しい読み方は、「にげんめ」「ふたことめ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、二言目の正しい読み方は「ふたことめ」になります。
二言目の”二”は「ふた(つ)」「に」、”言”は「い(う)」「こと」「げん」と読むことができますが、二言目は「ふたことめ」と読むのが正しく、「にげんめ」と読むのは間違いです。
また二言目(ふたことめ)のように「二(ふた)」が用いられている言葉には、
「二藍(ふたあい)・二形(ふたなり)・二心(ふたごころ)・二七日(ふたなぬか)」などがあります。
二言目(ふたことめ)のように「言(こと)」が用いられている言葉には、
「片言(かたこと)・言霊(ことだま)・言伝(ことづて)・言葉(ことば)」などがあります。
次の章で二言目の意味と類義語について解説していきます。
2.二言目の意味と類義語について
では二言目の意味と類義語について見ていきましょう。
まず二言目は「何か言ったあとに、口癖や決まり文句のように続く言葉のこと」の意味として用いられています。
二言目を用いた例文としては、「母は二言目には勉強しろと言う」や、
「彼は二言目には昔は喧嘩が強かったと自慢する」のような使い方で用いられています。
また二言目の類義語としては、「口癖(くちぐせ)・決まり文句(きまりもんく)・能書き(のうがき)・常套句(じょうとうく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても二言目と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「二言目の読み方と意味、”にげんめ”と”ふたことめ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 二言目の正しい読み方は「ふたことめ」で、「にげんめ」は間違い。
- 二言目は「何か言ったあとに、口癖や決まり文句のように続く言葉のこと」の意味。
- 二言目の類義語には、「口癖・決まり文句・能書き・常套句」などがある。