さて日常的に使われるもので「翳す」という言葉があります。
この翳すに使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは翳すの読み方と意味、「かざす」と「まぶす」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.翳すの正しい読み方は「かざす」「まぶす」?
では翳すの正しい読み方は、「かざす」「まぶす」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、翳すの正しい読み方は「かざす」になります。
翳すの”翳”は「かざ(す)」「えい」と読むことはできますが、
「まぶ(す)」と読むことはできないので、翳すを「まぶす」と読むのは間違いです。
「まぶす」というのは、”塗す”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で翳すの意味と類義語について解説していきます。
2.翳すの意味と類義語について
では翳すの意味と類義語について見ていきましょう。
まず翳すは「手に持って高く掲げること/物の上に、手などを覆うように差し出すこと/光などを遮るように頭上や顔のあたりに手などを差しかけること」の意味として用いられています。
翳すを用いた例文としては、「ストーブに手を翳す」や、
「まぶしいので扇子(せんす)を翳す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物の上に、手などを覆うように差し出すこと」の意味で、
後者の例文は「光などを遮るように頭上や顔のあたりに手などを差しかけること」の意味で使用しています。
また翳すの類義語としては、「遮蔽(しゃへい)・被覆(ひふく)・遮光(しゃこう)・囲繞(いじょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても翳すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「翳すの読み方と意味、”かざす”と”まぶす”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 翳すの正しい読み方は「かざす」で、「まぶす」は間違い。
- 翳すは「手に持って高く掲げること/物の上に、手などを覆うように差し出すこと/光などを遮るように頭上や顔のあたりに手などを差しかけること」の意味。
- 翳すの類義語には、「遮蔽・被覆・遮光・囲繞」などがある。