結論から言ってしまうと、翳すの正しい読み方は「かざす」になります。
翳すの”翳”は「かざ(す)」「えい」と読むことはできますが、
「まぶ(す)」と読むことはできないので、翳すを「まぶす」と読むのは間違いです。
「まぶす」というのは、”塗す”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で翳すの意味について解説していきます。
翳すは「手に持って高く掲げること/物の上に、手などを覆うように差し出すこと/光などを遮るように頭上や顔のあたりに手などを差しかけること」の意味として用いられています。
翳すを用いた例文としては、「ストーブに手を翳す」や、
「まぶしいので扇子(せんす)を翳す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物の上に、手などを覆うように差し出すこと」の意味で、
後者の例文は「光などを遮るように頭上や顔のあたりに手などを差しかけること」の意味で使用しています。
また翳すの類義語としては、「遮蔽(しゃへい)・被覆(ひふく)・遮光(しゃこう)・囲繞(いじょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても翳すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「翳すの読み方と意味、”かざす”と”まぶす”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど