このページでは下賜の読み方と意味、「かし」と「かちょう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.下賜の正しい読み方は「かし」「かちょう」?

 

結論から言ってしまうと、下賜の正しい読み方は「かし」になります

 

下賜の”賜”は「たまわ(る)」「し」と読むことはできますが、
「ちょう」と読むことはできないので、下賜を「かちょう」と読むのは間違いです

 

 

 

また下賜(かし)のように「下(か)」が用いられている言葉には、
「下肢(かし)・却下(きゃっか)・下限(かげん)・配下(はいか)」などがあります。

 

下賜(かし)のように「賜(し)」が用いられている言葉には、
「恩賜(おんし)・賜杯(しはい)・賜暇(しか)・宣賜(せんし)」などがあります。

 

 

次の章で下賜の意味について解説していきます。

 

2.下賜の意味について

 

下賜は「身分の高い人が、身分の低い人に物を与えること」の意味として用いられています。

 

 

下賜を用いた例文としては、「貴族から下賜されたお金」や、
「それは天皇から下賜された品だ」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また下賜の類義語としては、「貢物(こうもつ)・恩賜(おんし)・餞別(せんべつ)・厚志(こうし)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても下賜と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「下賜の読み方と意味、”かし”と”かちょう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 下賜の正しい読み方は「かし」で、「かちょう」は間違い。
  • 下賜は「身分の高い人が、身分の低い人に物を与えること」の意味。
  • 下賜の類義語には、「貢物・恩賜・餞別・厚志」などがある。

 

 

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