結論から言ってしまうと、隔離の正しい読み方は「かくり」になります。
隔離の”隔”は「へだ(てる)」「かく」と読むことはできますが、
「こう」と読むことはできないので、隔離を「こうり」と読むのは間違いです。
また隔離(かくり)のように「隔(かく)」が用いられている言葉には、
「隔世(かくせい)・遠隔(えんかく)・隔絶(かくぜつ)・間隔(かんかく)」などがあります。
隔離(かくり)のように「離(り)」が用いられている言葉には、
「距離(きょり)・別離(べつり)・離職(りしょく)・分離(ぶんり)」などがあります。
次の章で隔離の意味について解説していきます。
隔離は「隔てること。隔て離すこと/病原体の感染を防ぐため、他から引き離して接触を避けること」の意味として用いられています。
隔離を用いた例文としては、「世間から隔離された空間」や、
「患者の隔離を義務付ける」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「隔てること。隔て離すこと」の意味で、
後者の例文は「病原体の感染を防ぐため、他から引き離して接触を避けること」の意味で使用しています。
また隔離の類義語としては、「隔絶(かくぜつ)・遊離(ゆうり)・別離(べつり)・分離(ぶんり)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても隔離と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「隔離の読み方と意味、”こうり”と”かくり”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど