さて日常的に使われるもので「蔑ろ」という言葉があります。
この蔑ろに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは蔑ろの読み方と意味、「むしろ」と「ないがしろ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.蔑ろの正しい読み方は「むしろ」「ないがしろ」?
では蔑ろの正しい読み方は、「むしろ」「ないがしろ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、蔑ろの正しい読み方は「ないがしろ」になります。
蔑ろの”蔑”は「さげす(む)」「ないがし(ろ)」「べつ」と読むことはできますが、
「むし(ろ)」と読むことはできないので、蔑ろを「むしろ」と読むのは間違いです。
「むしろ」というのは、”寧ろ”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で蔑ろの意味と類義語について解説していきます。
2.蔑ろの意味と類義語について
では蔑ろの意味と類義語について見ていきましょう。
まず蔑ろは「人や物事を軽く考えて、眼中にないかのように扱うこと。また、そのさま」の意味として用いられています。
蔑ろを用いた例文としては、「両親を蔑ろにする」や、
「自国の文化が蔑ろにされる」のような使い方で用いられています。
また蔑ろの類義語としては、「侮蔑(ぶべつ)・軽蔑(けいべつ)・軽視(けいし)・侮辱(ぶじょく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蔑ろと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蔑ろの読み方と意味、”むしろ”と”ないがしろ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 蔑ろの正しい読み方は「ないがしろ」で、「むしろ」は間違い。
- 蔑ろは「人や物事を軽く考えて、眼中にないかのように扱うこと。また、そのさま」の意味。
- 蔑ろの類義語には、「侮蔑・軽蔑・軽視・侮辱」などがある。