結論から言ってしまうと、据えるの正しい読み方は「すえる」になります。
据えるの”据”は「す(える)」「きょ」と読むことはできますが、「い」と読むことはできないので、据えるを「いえる」と読むのは間違いです。
次の章で据えるの意味について解説していきます。
据えるは「物などをある場所にしっかりと置くこと/人をある場所に座らせること/人をある地位につけること/落ち着かせること/印を押すこと」の意味として用いられています。
据えるを用いた例文としては、「郊外に事務所を据える」や、
「腰を据えて検討する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物などをある場所にしっかりと置くこと」の意味で、
後者の例文は「落ち着かせること」の意味で使用しています。
”腰を据える”というのは慣用句で、「一つの場所に落ち着くこと/落ち着いて物事に取り組むこと」の意味があります。
後者の例文では「落ち着いて物事に取り組むこと」の意味で使用しています。
また据えるの類義語としては、「設置(せっち)・設営(せつえい)・安置(あんち)・配置(はいち)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても据えると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「据えるの読み方と意味、”いえる”と”すえる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど