結論から言ってしまうと、訊くの正しい読み方は「きく」になります。
訊くの”訊”は「き(く)」「たず(ねる)」「じん」と読むことはできますが、
「か(く)」と読むことはできないので、訊くを「かく」と読むのは間違いです。
ただ「きく」というのは、一般的には”聞く”と書き表されることがほとんどです。
次の章で訊くの意味について解説していきます。
訊くは「尋(たず)ねること。問うこと」の意味として用いられています。
「きく」は一般的には”聞く”が使われることがほとんどですが、こちらの”聞く”には”訊く”の意味も含まれています。
なので”訊く”はとても限定的な意味で、”聞く”は訊くの意味も含めた色々な意味で用いることができます。
訊くを用いた例文としては、「お店の人に道を訊く」や、
「本心かどうか自分の胸に訊く」のような使い方で用いられています。
また訊くの類義語としては、「質問(しつもん)・諮問(しもん)・糾弾(きゅうだん)・糾明(きゅうめい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても訊くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「訊くの読み方と意味、”かく”と”きく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど