さて日常的に使われることはほとんどないですが、「有髪」という言葉があります。
この有髪に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
有髪がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは有髪の読み方と意味、「うはつ」と「ゆうはつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.有髪の正しい読み方は「うはつ」「ゆうはつ」?
では有髪の正しい読み方は、「うはつ」「ゆうはつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、有髪の正しい読み方は「うはつ」になります。
有髪の”有”は「あ(る)」「ゆう」「う」、”髪”は「かみ」「はつ」と読むことができますが、有髪は「うはつ」と読むのが正しく、「ゆうはつ」と読むのは間違いです。
また有髪(うはつ)のように「有(う)」が用いられている言葉には、
「有無(うむ)・稀有(けう)・有卦(うけ)・有心(うしん)」などがあります。
有髪(うはつ)のように「髪(はつ)」が用いられている言葉には、
「長髪(ちょうはつ)・束髪(そくはつ)・剃髪(ていはつ)・頭髪(とうはつ)」などがあります。
次の章で有髪の意味と類義語について解説していきます。
2.有髪の意味と類義語について
では有髪の意味と類義語について見ていきましょう。
まず有髪は「僧や尼(あま)などが髪を剃(そ)らないでいること。また、そのような人のこと」の意味として用いられています。
僧は”仏門に入った男性のこと”で、尼(あま)または尼僧(にそう)と呼ぶと”仏門に入った女性”のことを意味します。
また有髪の類義語としては、「毛髪(もうはつ)・頭髪(とうはつ)・長髪(ちょうはつ)・総髪(そうはつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても有髪と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「有髪の読み方と意味、”うはつ”と”ゆうはつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 有髪の正しい読み方は「うはつ」で、「ゆうはつ」は間違い。
- 有髪は「僧や尼などが髪を剃らないでいること。また、そのような人のこと」の意味。
- 有髪の類義語には、「毛髪・頭髪・長髪・総髪」などがある。