さて日常的に使われるもので「辿る」という言葉があります。
この辿るに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは辿るの読み方と意味、「たどる」と「のぼる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.辿るの正しい読み方は「たどる」「のぼる」?
では辿るの正しい読み方は、「たどる」「のぼる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、辿るの正しい読み方は「たどる」になります。
辿るの”辿”は「たど(る)」「てん」と読むことはできますが、
「のぼ(る)」と読むことはできないので、辿るを「のぼる」と読むのは間違いです。
次の章で辿るの意味と類義語について解説していきます。
2.辿るの意味と類義語について
では辿るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず辿るの意味は下記のとおりです。
- 道筋に沿って目指す方向へ進むこと
- 歩きにくい道や知らない道を確かめながら苦労して進むこと。迷いながら手探(てさぐ)りで進むこと
- はっきりとしないものを筋道(すじみち)を追って考えたり、手がかりを頼ったりして探し求めること
- 事態が次第にある方向へ進んでいくこと
辿るを用いた例文としては、「かすかな記憶を辿る」や、
「破滅の一途を辿る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「はっきりとしないものを筋道を追って考えたり、手がかりを頼ったりして探し求めること」の意味で、後者の例文は「事態が次第にある方向へ進んでいくこと」の意味で使用しています。
また辿るの類義語としては、「尾行(びこう)・追跡(ついせき)・探索(たんさく)・追尾(ついび)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても辿ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「辿るの読み方と意味、”たどる”と”のぼる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 辿るの正しい読み方は「たどる」で、「のぼる」は間違い。
- 辿るの類義語には、「尾行・追跡・探索・追尾」などがある。
<辿るの意味>
- 道筋に沿って目指す方向へ進むこと
- 歩きにくい道や知らない道を確かめながら苦労して進むこと。迷いながら手探りで進むこと
- はっきりとしないものを筋道を追って考えたり、手がかりを頼ったりして探し求めること
- 事態が次第にある方向へ進んでいくこと