さて日常的に使われるもので「幸い」という言葉があります。
この幸いに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
幸いがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは幸いの読み方と意味、「こうい」と「さいわい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.幸いの正しい読み方は「こうい」「さいわい」?
では幸いの正しい読み方は、「こうい」「さいわい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、幸いの正しい読み方は「さいわい」になります。
幸いの”幸”は「しあわ(せ)」「さいわ(い)」「こう」と読むことができますが、幸いは「さいわい」と読むのが正しく、「こうい」と読むのは間違いです。
次の章で幸いの意味と類義語について解説していきます。
2.幸いの意味と類義語について
では幸いの意味と類義語について見ていきましょう。
まず幸いは「その人にとって望ましく、ありがたいさま。運の良いさま/(副詞的に)運よく。都合よく」の意味として用いられています。
幸いを用いた例文としては、「不幸中の幸いだった」や、
「幸い命に別条はなかった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「その人にとって望ましく、ありがたいさま。運の良いさま」の意味で、後者の例文は「(副詞的に)運よく。都合よく」の意味で使用しています。
また幸いの類義語としては、「幸甚(こうじん)・多幸(たこう)・至福(しふく)・好都合(こうつごう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても幸いと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「幸いの読み方と意味、”こうい”と”さいわい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 幸いの正しい読み方は「さいわい」で、「こうい」は間違い。
- 幸いは「その人にとって望ましく、ありがたいさま。運の良いさま/(副詞的に)運よく。都合よく」の意味。
- 幸いの類義語には、「幸甚・多幸・至福・好都合」などがある。