さて日常的に使われるもので「危篤」という言葉があります。
この危篤に使用されている漢字(特に”篤”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは危篤の読み方と意味、「きとく」と「きば」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.危篤の正しい読み方は「きとく」「きば」?
では危篤の正しい読み方は、「きとく」「きば」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、危篤の正しい読み方は「きとく」になります。
危篤の”篤”は「あつ(い)」「とく」と読むことはできますが、
「ば」と読むことはできないので、危篤を「きば」と読むのは間違いです。
また危篤(きとく)のように「危(き)」が用いられている言葉には、
「危機(きき)・危険(きけん)・危難(きなん)・危惧(きぐ)」などがあります。
危篤(きとく)のように「篤(とく)」が用いられている言葉には、
「篤学(とくがく)・篤信(とくしん)・篤実(とくじつ)・篤志(とくし)」などがあります。
次の章で危篤の意味と類義語について解説していきます。
2.危篤の意味と類義語について
では危篤の意味と類義語について見ていきましょう。
まず危篤は「病気が非常に重くて、今にも死にそうなこと」の意味として用いられています。
危篤を用いた例文としては、「危篤に陥(おちい)る」や、
「彼の父親が危篤だそうだ」のような使い方で用いられています。
また危篤の類義語としては、「業病(ごうびょう)・重病(じゅうびょう)・重患(じゅうかん)・大病(たいびょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても危篤と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「危篤の読み方と意味、”きとく”と”きば”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 危篤の正しい読み方は「きとく」で、「きば」は間違い。
- 危篤は「病気が非常に重くて、今にも死にそうなこと」の意味。
- 危篤の類義語には、「業病・重病・重患・大病」などがある。