さて日常的に使われるもので「終に」という言葉があります。
この終にに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
終にがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは終にの読み方と意味、「ついに」と「しゅうに」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.終にの正しい読み方は「ついに」「しゅうに」?
では終にの正しい読み方は、「ついに」「しゅうに」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、終にの正しい読み方は「ついに」になります。
終にの”終”は「お(わる)」「つい(に)」「しゅう」と読むことができますが、終には「ついに」と読むのが正しく、「しゅうに」と読むのは間違いです。
次の章で終にの意味と類義語について解説していきます。
2.終にの意味と類義語について
では終にの意味と類義語について見ていきましょう。
まず終には「長い時間の後に、最終的にある結果に達するさま/(あとに打消しの語が付いて)一度も。最後まで」の意味として用いられています。
終にを用いた例文としては、「終に夢が叶った」や、
「終に彼は姿を見せなかった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「長い時間の後に、最終的にある結果に達するさま」の意味で、後者の例文は「(あとに打消しの語が付いて)一度も。最後まで」の意味で使用しています。
また終にの類義語としては、「結局(けっきょく)・落着(らくちゃく)・結末(けつまつ)・結論(けつろん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても終にと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「終にの読み方と意味、”ついに”と”しゅうに”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 終にの正しい読み方は「ついに」で、「しゅうに」は間違い。
- 終には「長い時間の後に、最終的にある結果に達するさま/(あとに打消しの語が付いて)一度も。最後まで」の意味。
- 終にの類義語には、「結局・落着・結末・結論」などがある。