さて日常的に使われるもので「耽る」という言葉があります。
この耽るに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは耽るの読み方と意味、「はじる」と「ふける」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.耽るの正しい読み方は「はじる」「ふける」?
では耽るの正しい読み方は、「はじる」「ふける」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、耽るの正しい読み方は「ふける」になります。
耽るの”耽”は「ふけ(る)」「たん」と読むことはできますが、
「はじ(る)」と読むことはできないので、耽るを「はじる」と読むのは間違いです。
「はじる」というのは、”恥じる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で耽るの意味と類義語について解説していきます。
2.耽るの意味と類義語について
では耽るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず耽るは「一つの物事に熱中すること。没頭(ぼっとう)すること」の意味として用いられています。
耽るを用いた例文としては、「満月を見て物思いに耽る」や、
「毎日遊び耽るのはやめた方が良い」のような使い方で用いられています。
また耽るの類義語としては、「夢中(むちゅう)・忘我(ぼうが)・専心(せんしん)・専ら(もっぱら)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても耽ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「耽るの読み方と意味、”はじる”と”ふける”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 耽るの正しい読み方は「ふける」で、「はじる」は間違い。
- 耽るは「一つの物事に熱中すること。没頭すること」の意味。
- 耽るの類義語には、「夢中・忘我・専心・専ら」などがある。