さて日常的に使われるもので「浸かる」という言葉があります。
この浸かるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
浸かるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは浸かるの読み方と意味、「つかる」と「かかる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.浸かるの正しい読み方は「つかる」「かかる」?
では浸かるの正しい読み方は、「つかる」「かかる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、浸かるの正しい読み方は「つかる」になります。
浸かるの”浸”は「ひた(る)」「つ(かる)」「しん」と読むことはできますが、「か(かる)」と読むことはできないので、浸かるを「かかる」と読むのは間違いです。
次の章で浸かるの意味と類義語について解説していきます。
2.浸かるの意味と類義語について
では浸かるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず浸かるは「液体の中に浸(ひた)ること/(転じて)ある状態などに浸りきること」の意味として用いられています。
「つかる」は”漬かる”と書き表されることもありますが、
”漬かる”の場合は上記の意味の他に、「漬物が食べごろになること」の意味も含まれます。
浸かるを用いた例文としては、「温泉に浸かる」や、
「怠惰(たいだ)な生活に浸かる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「液体の中に浸ること」の意味で、
後者の例文は「ある状態などに浸りきること」の意味で使用しています。
また浸かるの類義語としては、「浸水(しんすい)・入浴(にゅうよく)・潜る(もぐる)・沈む(しずむ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても浸かると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「浸かるの読み方と意味、”つかる”と”かかる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 浸かるの正しい読み方は「つかる」で、「かかる」は間違い。
- 浸かるは「液体の中に浸ること/(転じて)ある状態などに浸りきること」の意味。
- 漬かるは「液体の中に浸ること/(転じて)ある状態などに浸りきること/漬物が食べごろになること」の意味。
- 浸かるの類義語には、「浸水・入浴・潜る・沈む」などがある。