さて日常的に使われるもので「苛む」という言葉があります。
この苛むに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは苛むの読み方と意味、「かむ」と「さいなむ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.苛むの正しい読み方は「かむ」「さいなむ」?
では苛むの正しい読み方は、「かむ」「さいなむ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、苛むの正しい読み方は「さいなむ」になります。
苛むの”苛”は「いじ(める)」「さいな(む)」「か」と読むことができますが、苛むは「さいなむ」と読むのが正しく、「かむ」と読むのは間違いです。
次の章で苛むの意味と類義語について解説していきます。
2.苛むの意味と類義語について
では苛むの意味と類義語について見ていきましょう。
まず苛むは「叱(しか)ったり、責め立てたりすること/苦しめること。いじめること」の意味として用いられています。
苛むを用いた例文としては、「良心の呵責(かしゃく)に苛まれる」や、「弱者を苛む」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「叱ったり、責め立てたりすること」の意味で、
後者の例文は「苦しめること。いじめること」の意味で使用しています。
また苛むの類義語としては、「叱責(しっせき)・説教(せっきょう)・迫害(はくがい)・誹謗(ひぼう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても苛むと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「苛むの読み方と意味、”かむ”と”さいなむ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 苛むの正しい読み方は「さいなむ」で、「かむ」は間違い。
- 苛むは「叱ったり、責め立てたりすること/苦しめること。いじめること」の意味。
- 苛むの類義語には、「叱責・説教・迫害・誹謗」などがある。