このページでは汲むの読み方と意味、「くむ」と「のむ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.汲むの正しい読み方は「くむ」「のむ」?

 

結論から言ってしまうと、汲むの正しい読み方は「くむ」になります

 

 

汲むの”汲”は「く(む)」「きゅう」と読むことはできますが、
「の(む)」と読むことはできないので、汲むを「のむ」と読むのは間違いです。

 

 

次の章で汲むの意味と類義語について解説していきます。

 

2.汲むの意味と類義語について

 

汲むは「水などをすくい取ること/茶などを器につぐこと。また、ついで飲むこと/相手の気持ち・立場・事情を思いやること/系統・流派・流儀などを受け継ぐこと」の意味として用いられています。

 

「くむ」は”酌む”と書き表されることもありますが、こちらの”酌む”は「酒を器につぐこと。また、ついで飲むこと/相手の気持ち・立場・事情を思いやること/系統・流派・流儀などを受け継ぐこと」の意味で使われます。

 

 

 

汲むを用いた例文としては、「相手の事情を汲む」や、
「資本主義の流れを汲む」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「相手の気持ち・立場・事情を思いやること」の意味で、
後者の例文は「系統・流派・流儀などを受け継ぐこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また汲むの類義語としては、「掬う(すくう)・注ぐ(そそぐ)・杓う(しゃくう)・杓る(しゃくる)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても汲むと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「汲むの読み方と意味、”くむ”と”のむ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 汲むの正しい読み方は「くむ」で、「のむ」は間違い。
  • 汲むは「水などをすくい取ること/茶などを器につぐこと。また、ついで飲むこと/相手の気持ち・立場・事情を思いやること/系統・流派・流儀などを受け継ぐこと」の意味。
  • 酌むは「酒を器につぐこと。また、ついで飲むこと/相手の気持ち・立場・事情を思いやること/系統・流派・流儀などを受け継ぐこと」の意味。
  • 汲むの類義語には、「掬う・注ぐ・杓う・杓る」などがある。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!