このページでは串くの読み方と意味、「くしく」と「つらぬく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.串くの正しい読み方は「くしく」「つらぬく」?

 

結論から言ってしまうと、串くの正しい読み方は「つらぬく」になります

 

串くの”串”は「くし」「つらぬ(く)」と読むことができますが、
串くは「つらぬく」と読むのが正しく、「くしく」と読むのは間違いです。

 

 

 

「つらぬく」というのは、一般的には”貫く”と書き表されることがほとんどです。

 

ただ「つらぬく」を”串く・貫く”のどちらで書き表すかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で串くの意味と類義語について解説していきます。

 

2.串くの意味と類義語について

 

串くは「物の端から端まで、また突いた先から反対側まで通すこと」の意味として用いられています。

 

 

「つらぬく」を”串く”と表すと上記のような意味になりますが、
”貫く”と表すと上記の他に、「考えや態度などを変えることなく保ち続けること」の意味も含みます

 

このように”貫く”は”串く”の意味も含んでいるため、一般的に「つらぬく」は”貫く”と書き表されることがほとんどです。

 

 

 

例文としては、「弾丸が壁を串く」や、「最後まで意地を貫く」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「物の端から端まで、また突いた先から反対側まで通すこと」の意味で、後者の例文は「考えや態度などを変えることなく保ち続けること」の意味で使用しています。

 

 

 

また串くの類義語としては、「劈く(つんざく)・穿孔(せんこう)・刺す(さす)・射抜く(いぬく)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても串くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「串くの読み方と意味、”くしく”と”つらぬく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 串くの正しい読み方は「つらぬく」で、「くし」は間違い。
  • 串くは「物の端から端まで、また突いた先から反対側まで通すこと」の意味。
  • 貫くは「物の端から端まで、また突いた先から反対側まで通すこと/考えや態度などを変えることなく保ち続けること」の意味。
  • 串くの類義語には、「劈く・穿孔・刺す・射抜く」などがある。

 

 

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