さて日常的に使われるもので「境地」という言葉があります。
この境地に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
境地がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは境地の読み方と意味、「きょうち」と「さかいち」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.境地の正しい読み方は「きょうち」「さかいち」?
では境地の正しい読み方は、「きょうち」「さかいち」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、境地の正しい読み方は「きょうち」になります。
境地の”境”は「さかい」「きょう」、”地”は「ち」「じ」と読むことができますが、境地は「きょうち」と読むのが正しく、「さかいち」と読むのは間違いです。
また境地(きょうち)のように「境(きょう)」が用いられている言葉には、
「境界(きょうかい)・心境(しんきょう)・逆境(ぎゃっきょう)・秘境(ひきょう)」などがあります。
境地(きょうち)のように「地(ち)」が用いられている言葉には、
「大地(だいち)・地下(ちか)・天地(てんち)・平地(へいち)」などがあります。
次の章で境地の意味と類義語について解説していきます。
2.境地の意味と類義語について
では境地の意味と類義語について見ていきましょう。
まず境地は「その時の心の状態。心境のこと/その人の置かれている立場や環境のこと」の意味として用いられています。
境地を用いた例文としては、「悟りの境地に達する」や、
「苦しい境地に立たされる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「その時の心の状態。心境のこと」の意味で、
後者の例文は「その人の置かれている立場や環境のこと」の意味で使用しています。
また境地の類義語としては、「境遇(きょうぐう)・状態(じょうたい)・状況(じょうきょう)・局面(きょくめん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても境地と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「境地の読み方と意味、”きょうち”と”さかいち”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 境地の正しい読み方は「きょうち」で、「さかいち」は間違い。
- 境地は「その時の心の状態。心境のこと/その人の置かれている立場や環境のこと」の意味。
- 境地の類義語には、「境遇・状態・状況・局面」などがある。