このページでは檜扇の読み方と意味、「ひおうぎ」と「ひのきおうぎ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.檜扇の正しい読み方は「ひおうぎ」「ひのきおうぎ」?

 

結論から言ってしまうと、檜扇の正しい読み方は「ひおうぎ」になります

 

檜扇の”檜”は「ひのき」「ひ」「かい」と読むことができますが、
檜扇は「ひおうぎ」と読むのが正しく、「ひのきおうぎ」と読むのは間違いです

 

 

 

また檜扇(ひおうぎ)のように「檜(ひ)」が用いられている言葉には、
「檜垣(ひがき)・檜葉(ひば)・唐檜(とうひ)・檜物師(ひものし)」などがあります。

 

檜扇(ひおうぎ)のように「扇(おうぎ)」が用いられている言葉には、
「舞扇(まいおうぎ)・張扇(はりおうぎ)・京扇(きょうおうぎ)」などがあります。

 

 

次の章で檜扇の意味について解説していきます。

 

2.檜扇の意味について

 

檜扇は「檜(ひのき)の薄板をとじて作った扇のこと/アヤメ科の多年草のこと」の意味として用いられています。

 

檜扇に用いられる板の数は、近世では25枚または23枚と決められていました。

 

 


※上は檜扇(植物)の写真

 

後者の意味である檜扇は、高さは約1メートルで、山野に自生し、
葉は広い剣状で密に互生しており、檜扇(扇の方)を開いた形に似ています。

 

 

夏頃に暗紅色の斑点をもつ黄赤色の花を咲かせ、実は秋頃に熟すと裂けて、光沢のある黒い種子が現れます。

 

この黒色の種子のことを”ぬばたま”または”うばたま”と言います

 

 

以上が「檜扇の読み方と意味、”ひおうぎ”と”ひのきおうぎ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 檜扇の正しい読み方は「ひおうぎ」で、「ひのきおうぎ」は間違い。
  • 檜扇は「檜の薄板をとじて作った扇のこと/アヤメ科の多年草のこと」の意味。

 

 

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