さて日常的に使われるもので「極致」という言葉があります。
この極致に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
極致がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは極致の読み方と意味、「きょくち」と「きょくし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.極致の正しい読み方は「きょくち」「きょくし」?
では極致の正しい読み方は、「きょくち」「きょくし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、極致の正しい読み方は「きょくち」になります。
極致の”致”は「いた(す)」「ち」と読むことはできますが、「し」と読むことはできないので、極致を「きょくし」と読むのは間違いです。
極致の”致(ち)”という字は、”至(し)”という字に似ているため注意が必要です。
また極致(きょくち)のように「極(きょく)」が用いられている言葉には、
「極大(きょくだい)・終極(しゅうきょく)・究極(きゅうきょく)・極限(きょくげん)」などがあります。
極致(きょくち)のように「致(ち)」が用いられている言葉には、
「合致(がっち)・招致(しょうち)・拉致(らち)・一致(いっち)」などがあります。
次の章で極致の意味と類義語について解説していきます。
2.極致の意味と類義語について
では極致の意味と類義語について見ていきましょう。
まず極致は「到達することのできる最高の境地のこと」の意味として用いられています。
極致を用いた例文としては、「彼は武の極致に達している」や、
「静寂の極致のような静けさ」のような使い方で用いられています。
また極致の類義語としては、「極限(きょくげん)・限界(げんかい)・絶頂(ぜっちょう)・骨頂(こっちょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても極致と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「極致の読み方と意味、”きょくち”と”きょくし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 極致の正しい読み方は「きょくち」で、「きょくし」は間違い。
- 極致は「到達することのできる最高の境地のこと」の意味。
- 極致の類義語には、「極限・限界・絶頂・骨頂」などがある。