結論から言ってしまうと、煩悩の正しい読み方は「ぼんのう」になります。
煩悩の”煩”は「わずら(わす)」「はん」「ぼん」、”悩”は「なや(む)」「のう」と読むことができますが、煩悩は「ぼんのう」と読むのが正しく、「はんのう」と読むのは間違いです。
また煩悩(ぼんのう)のように「煩(ぼん)」が用いられている言葉は、
煩悩の他には「子煩悩(こぼんのう)」しか見つけることができませんでした。
煩悩(ぼんのう)のように「悩(のう)」が用いられている言葉には、
「苦悩(くのう)・悩殺(のうさつ)・懊悩(おうのう)・悩乱(のうらん)」などがあります。
次の章で煩悩の意味について解説していきます。
煩悩は「心身を悩まし煩(わずら)わせる迷いの心のこと」の意味として用いられています。
人間の煩悩というのは、全部で108種類あるとされています。
毎年12月31日の夜中から新年1月1日にかけて、除夜の鐘を108回突くのは、”人間の内側にある108種類の煩悩を取り除くことを願っているから”だそうです。
また煩悩の類義語としては、「欲望(よくぼう)・欲求(よっきゅう)・雑念(ざつねん)・妄念(もうねん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても煩悩と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「煩悩の読み方と意味、”はんのう”と”ぼんのう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど