さて日常的に使われるもので「恣意」という言葉があります。
この恣意に使用されている漢字(特に”恣”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは恣意の読み方と意味、「しい」と「じい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.恣意の正しい読み方は「しい」「じい」?
では恣意の正しい読み方は、「しい」「じい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、恣意の正しい読み方は「しい」になります。
恣意の”恣”は「し」と読むことはできますが、「じ」と読むことはできないので、恣意を「じい」と読むのは間違いです。
また恣意(しい)のように「恣(し)」が用いられている言葉には、
「放恣(ほうし)・恣行(しこう)・横恣(おうし)・驕恣(きょうし)」などがあります。
恣意(しい)のように「意(い)」が用いられている言葉には、
「他意(たい)・不意(ふい)・意味(いみ)・用意(ようい)」などがあります。
次の章で恣意の意味と類義語について解説していきます。
2.恣意の意味と類義語について
では恣意の意味と類義語について見ていきましょう。
まず恣意は「気ままな心。自分勝手な考えのこと」の意味として用いられています。
恣意を用いた例文としては、「それは恣意的な行動だ」や、
「恣意を尊重した教育をしている」のような使い方で用いられています。
また恣意の類義語としては、「自由(じゆう)・我儘(わがまま)・勝手(かって)・利己(りこ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても恣意と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「恣意の読み方と意味、”しい”と”じい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 恣意の正しい読み方は「しい」で、「じい」は間違い。
- 恣意は「気ままな心。自分勝手な考えのこと」の意味。
- 恣意の類義語には、「自由・我儘・勝手・利己」などがある。