さて日常的に使われることはあまりないですが、「陥穽」という言葉があります。
この陥穽に使用されている漢字(特に”穽”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは陥穽の読み方と意味、「かんせい」と「かんけつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では陥穽の正しい読み方は、「かんせい」「かんけつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、陥穽の正しい読み方は「かんせい」になります。
陥穽の”陥”は「おちい(る)」「かん」、”穽”は「せい」と読むことはできますが、”穽”は「けつ」と読むことはできないので、陥穽を「かんけつ」と読むのは間違いです。
また陥穽(かんせい)のように「陥(かん)」が用いられている言葉には、
「欠陥(けっかん)・陥没(かんぼつ)・陥落(かんらく)・失陥(しっかん)」などがあります。
陥穽(かんせい)のように「穽(せい)」が用いられている言葉は、
陥穽の他には「檻穽(かんせい)・穽陥(せいかん)」しか見つけることができませんでした。
次の章で陥穽の意味と類義語について解説していきます。
では陥穽の意味と類義語について見ていきましょう。
まず陥穽は「獣などを陥(おとしい)れて捕らえる穴のこと/人を陥れる策略のこと」の意味として用いられています。
陥穽を用いた例文としては、「猪が陥穽にはまった」や、
「詐欺師の仕掛けた陥穽に陥る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「獣などを陥れて捕らえる穴のこと」の意味で、
後者の例文は「人を陥れる策略のこと」の意味で使用しています。
また陥穽の類義語としては、「計略(けいりゃく)・術中(じゅっちゅう)・陰謀(いんぼう)・裏工作(うらこうさく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても陥穽と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「陥穽の読み方と意味、”かんせい”と”かんけつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、