さて日常的に使われるもので「鋭敏」という言葉があります。
この鋭敏に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
鋭敏がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは鋭敏の読み方と意味、「えいびん」と「せいびん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.鋭敏の正しい読み方は「えいびん」「せいびん」?
では鋭敏の正しい読み方は、「えいびん」「せいびん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、鋭敏の正しい読み方は「えいびん」になります。
鋭敏の”鋭”は「するど(い)」「えい」と読むことはできますが、
「せい」と読むことはできないので、鋭敏を「せいびん」と読むのは間違いです。
また鋭敏(えいびん)のように「鋭(えい)」が用いられている言葉には、
「精鋭(せいえい)・鋭角(えいかく)・鋭利(えいり)・先鋭(せんえい)」などがあります。
鋭敏(えいびん)のように「敏(びん)」が用いられている言葉には、
「敏感(びんかん)・俊敏(しゅんびん)・敏腕(びんわん)・敏捷(びんしょう)」などがあります。
次の章で鋭敏の意味と類義語について解説していきます。
2.鋭敏の意味と類義語について
では鋭敏の意味と類義語について見ていきましょう。
まず鋭敏は「物事の理解や判断が素早く鋭いこと/感覚が鋭いこと」の意味として用いられています。
鋭敏を用いた例文としては、「彼は鋭敏な頭脳を持っている」や、
「犬の嗅覚は鋭敏だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事の理解や判断が素早く鋭いこと」の意味で、
後者の例文は「感覚が鋭いこと」の意味で使用しています。
また鋭敏の類義語としては、「賢明(けんめい)・聡明(そうめい)・繊細(せんさい)・敏感(びんかん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても鋭敏と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「鋭敏の読み方と意味、”えいびん”と”せいびん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 鋭敏の正しい読み方は「えいびん」で、「せいびん」は間違い。
- 鋭敏は「物事の理解や判断が素早く鋭いこと/感覚が鋭いこと」の意味。
- 鋭敏の類義語には、「賢明・聡明・繊細・敏感」などがある。