さて日常的に使われるもので「未聞」という言葉があります。
この未聞に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
未聞がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは未聞の読み方と意味、「みもん」と「みぶん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.未聞の正しい読み方は「みもん」「みぶん」?
では未聞の正しい読み方は、「みもん」「みぶん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、未聞の正しい読み方は「みもん」になります。
未聞の”聞”は「き(く)」「ぶん」「もん」と読むことができますが、
未聞は「みもん」と読むのが正しく、「みぶん」と読むのは間違いです。
また未聞(みもん)のように「未(み)」が用いられている言葉には、
「未然(みぜん)・未来(みらい)・未知(みち)・未遂(みすい)」などがあります。
未聞(みもん)のように「聞(もん)」が用いられている言葉には、
「聴聞(ちょうもん)・名聞(みょうもん)・相聞(そうもん)・多聞天(たもんてん)」などがあります。
次の章で未聞の意味と類義語について解説していきます。
2.未聞の意味と類義語について
では未聞の意味と類義語について見ていきましょう。
まず未聞は「まだ聞いたことのないこと」の意味として用いられています。
未聞を用いた例文としては、「前代未聞の事態だ」や、
「彼は前代未聞の偉業を成し遂げた」のような使い方で用いられています。
また未聞の類義語としては、「未見(みけん)・未知(みち)・空前(くうぜん)・絶後(ぜつご)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても未聞と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「未聞の読み方と意味、”みもん”と”みぶん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 未聞の正しい読み方は「みもん」で、「みぶん」は間違い。
- 未聞は「まだ聞いたことのないこと」の意味。
- 未聞の類義語には、「未見・未知・空前・絶後」などがある。