さて日常的に使われるもので「描写」という言葉があります。
この描写に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
描写がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは描写の読み方と意味、「びょうしゃ」と「ひょうしゃ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.描写の正しい読み方は「びょうしゃ」「ひょうしゃ」?
では描写の正しい読み方は、「びょうしゃ」「ひょうしゃ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、描写の正しい読み方は「びょうしゃ」になります。
描写の”描”は「えが(く)」「か(く)」「びょう」と読むことはできますが、
「ひょう」と読むことはできないので、描写を「ひょうしゃ」と読むのは間違いです。
また描写(びょうしゃ)のように「描(びょう)」が用いられている言葉には、
「描画(びょうが)・点描(てんびょう)・描出(びょうしゅつ)・素描(そびょう)」などがあります。
描写(びょうしゃ)のように「写(しゃ)」が用いられている言葉には、
「写真(しゃしん)・写実(しゃじつ)・写生(しゃせい)・写経(しゃきょう)」などがあります。
次の章で描写の意味と類義語について解説していきます。
2.描写の意味と類義語について
では描写の意味と類義語について見ていきましょう。
まず描写は「物事の情景・状態や感情などを、言葉や絵・文章・音楽などによって写(うつ)し表すこと」の意味として用いられています。
描写を用いた例文としては、「彼の心理を描写したもの」や、
「感情を言葉で描写する」のような使い方で用いられています。
また描写の類義語としては、「表現(ひょうげん)・写生(しゃせい)・写実(しゃじつ)・素描(そびょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても描写と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「描写の読み方と意味、”びょうしゃ”と”ひょうしゃ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 描写の正しい読み方は「びょうしゃ」で、「ひょうしゃ」は間違い。
- 描写は「物事の情景・状態や感情などを、言葉や絵・文章・音楽などによって写し表すこと」の意味。
- 描写の類義語には、「表現・写生・写実・素描」などがある。