結論から言ってしまうと、屹立の正しい読み方は「きつりつ」になります。
屹立の”屹”は「きつ」と読むことはできますが、「こう」と読むことはできないので、屹立を「こうりつ」と読むのは間違いです。
また屹立(きつりつ)のように「屹(きつ)」が用いられている言葉は、
屹立の他には「屹然(きつぜん)・屹屹(きつきつ)」しか見つけることができませんでした。
屹立(きつりつ)のように「立(りつ)」が用いられている言葉には、
「中立(ちゅうりつ)・公立(こうりつ)・確立(かくりつ)・成立(せいりつ)」などがあります。
次の章で屹立の意味について解説していきます。
屹立は「山などが高く聳(そび)え立つこと/人が動かずに立っていること」の意味として用いられています。
屹立を用いた例文としては、「山が雲上に屹立する」や、
「はるか前方で老人が屹立している」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「山などが高く聳え立つこと」の意味で、
後者の例文は「人が動かずに立っていること」の意味で使用しています。
また屹立の類義語としては、「隆起(りゅうき)・起伏(きふく)・聳立(しょうりつ)・突起(とっき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても屹立と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「屹立の読み方と意味、”きつりつ”と”こうりつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど