このページでは御田の読み方と意味、「おでん」と「ごでん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、御田の正しい読み方は「おでん」「おんだ」「みた」になります。

 

御田の”御”は「お」「おん」「み」「ご」、”田”は「た」「でん」と読むことができますが、御田は「おでん」「おんだ」「みた」と読むのが正しく、「ごでん」と読むのは間違いです。

 

 

 

ただ御田は「おでん」「おんだ」「みた」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

 

 

 

また”田”の読み方は「た」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「だ」という読み方をすることはできません。

 

御田のように「おんた」ではなく、「おんだ」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

御田であれば、御（おん）＋田（た）なので、田（後ろの語）の語頭である清音の”た”が濁音の”だ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で御田の意味と類義語について解説していきます。

 

 

御田（おでん）は「蒟蒻（こんにゃく）・大根・つみれ・はんぺん・卵などを煮込んだ料理のこと/田楽（でんがく）豆腐のこと」の意味として用いられています。

 

 

御田を「おでん」と読むと上記のような意味になりますが、
「おんだ」「みた」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。

 

御田は「おんだ」と読むと「年の初めまたは田植えの前に、豊作を祈って行われる田植えの神事」の意味で、「みた」と読むと「神社の領地の田/上代、皇室の直轄領/律令制で、官司（かんし）直属の田」の意味になります。

 

このように御田は「おでん」「おんだ」「みた」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

また御田の類義語としては、「屯田（とんでん）・神田（かみた）・社田（しゃでん）・本田（ほんでん）」などの言葉が挙げられます。

 

どの言葉についても御田と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「御田の読み方と意味、”おでん”と”ごでん”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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