このページでは弥生とは何月のことを指しているのか?。また弥生の意味・由来・読み方・別名について簡単に解説しています。
目次
弥生とは旧暦における月(1月、2月、3月・・・)の名称のことで、
新暦(いま現在の暦)でいうところの”3月”のことを指しています。
いまだと1年間が365日(うるう年だと366日)というのは一般的ですが、
それはいま現在使用されているのが新暦だからです。
(いま現在使用されている暦は、太陽暦のひとつであるグレゴリオ暦です)
日本における旧暦では天保暦(太陰太陽暦のひとつ)が使用されていましたが、
旧暦(天保暦)に従った場合は1年間が354日ということになります。
そしてこの旧暦が使用されていたときの月の名称が”弥生”であり、
暦が新暦に改暦された現在では弥生という名称から”3月”に変更されました。
ですが弥生(旧暦の月)と3月(新暦の月)では季節にずれが発生していて、
”だいたい1ヶ月~2ヶ月ほど”のずれがあるので注意が必要です。
なので弥生の時期は旧暦と新暦における季節のずれを考慮すると、
新暦(現在の暦)でいうところの”3月下旬~5月上旬”のことを表していることになります。
旧暦の月名である弥生(やよい)ですが、実は弥生という名称以外にも別名がたくさんあります。
いまだと3月のことは3月としか言わず別名はありませんが、
昔は月名に生活や季節に関連する呼び方をしていました。
そしてその月を表す名称もひとつやふたつではありません。
では弥生の別名には一体どういう名称のものがあるのかを見ていきましょう。
弥生が別名で晩春(ばんしゅん)と呼ばれるのは、春の終わりの方という理由からです。
晩春の”晩”には”終わりの方”という意味があるため、
晩春というのは春の終わりの方であることを意味しています。
現在の季節では3月と言えば春が始まったばかりなのですが、
旧暦の季節では春というのは1月・2月・3月なので終わりの方にあたります。
ですので晩春は春(1月・2月・3月)の終わりの方を意味しているので、
旧暦の3月である弥生の別名として晩春(ばんしゅん)と呼ばれています。
弥生が別名で春惜月(はるおしみづき)と呼ばれるのは、春の終わりを惜しむ月という理由からです。
晩春のときにも解説していましたが旧暦における3月は、
その年の春という季節が終わってしまう月になります。
ですのでその年の春が終わってしまうことを惜しむ月ということで、
旧暦の3月である弥生の別名として春惜月(はるおしみづき)と呼ばれています。
弥生が別名で花見月(はなみづき)と呼ばれるのは、花見をする月という理由からです。
この時期になると桜の花が咲くので花見をする月ということから、
旧暦の3月である弥生の別名として花見月(はなみづき)と呼ばれています。
桜の花の開花時期はだいたい3月下旬~4月中旬までが多いので、
旧暦の3月は現在の暦だと3月下旬~5月上旬となり時期的に合っています。
桜の花ではなく梅の花でも花見とは言えますが、
梅の花の開花時期はだいたい2月~3月と時期的に少し早めです。
ですので弥生(旧暦の3月)の別名の花見月は、桜の花のことを指していると言えます。
”晩春(ばんしゅん)”、”春惜月(はるおしみづき)”、”花見月(はなみづき)”以外にも、
弥生の別名として呼ばれている名称について下に箇条書きにしてみました。
<弥生の別名の一覧>
※上記以外にも弥生の別名は数多く存在しています。
以上が「弥生とは何月のこと?意味と由来、読み方とは?弥生の別名は?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など