このページでは睦月とは何月のことを指しているのか?。また睦月の意味・由来・読み方・別名について簡単に解説しています。
睦月とは旧暦における月(1月、2月、3月・・・)の名称のことで、
新暦(いま現在の暦)でいうところの”1月”のことを指しています。
いまだと1年間が365日(うるう年だと366日)というのは一般的ですが、
それはいま現在使用されているのが新暦だからです。
(いま現在使用されている暦は、太陽暦のひとつであるグレゴリオ暦です)
日本における旧暦では天保暦(太陰太陽暦のひとつ)が使用されていましたが、
旧暦(天保暦)に従った場合は1年間が354日ということになります。
そしてこの旧暦が使用されていたときの月の名称が”睦月”であり、
暦が新暦に改暦された現在では睦月という名称から”1月”に変更されました。
ですが睦月(旧暦の月)と1月(新暦の月)では季節にずれが発生していて、
”だいたい1ヶ月~2ヶ月ほど”のずれがあるので注意が必要です。
なので睦月の時期は旧暦と新暦における季節のずれを考慮すると、
新暦(現在の暦)でいうところの”1月下旬~3月上旬”のことを表していることになります。
まず睦月は旧暦における1月のことで、読み方は”睦月(むつき)”になります。
そして睦月の意味・由来としては諸説ありますが、
その中で有力な説としては”陸び月(むつびつき)”から由来したという説があります。
お正月に家族や親せきが集まり、仲睦まじく(仲良く・親密に)過ごすことから”睦び月(むつびつき)”と呼ばれ、その”睦び月”が略されて旧暦における1月である”睦月(むつき)”になったとされています。
なので睦月(むつき)の由来としては、親戚や知人が集まって仲睦(むつ)まじくする月という意味からきているんですね。
また他の説(有力な説ではない)としては、
1年の元になる月(初めの月)ということから”元月(もとつき)”が転じて睦月になったとされる説。
稲の実を初めて水に浸す月ということから、”実月(むつき)”が転じて睦月になったとされる説もあります。
このように旧暦の月名の由来には様々な説があります。
旧暦の月名である睦月(むつき)ですが、実は睦月という名称以外にも別名がたくさんあります。
いまだと1月のことは1月としか言わず別名はありませんが、
昔は月名に生活や季節に関連する呼び方をしていました。
そしてその月を表す名称もひとつやふたつではありません。
では睦月の別名には一体どういう名称のものがあるのかを見ていきましょう。
睦月が別名で初月(しょげつ)と呼ばれるのは、1年の初めの月という理由からです。
睦月は新暦(現在の暦)でいうところの1月にあたる月のことなので、
1年間の最初の月になるため別名で初月(しょげつ)と呼ばれます。
睦月が別名で初春(しょしゅん)と呼ばれるのは、その年で初めて春が訪れる月という理由からです。
他にも初春(しょしゅん)は、”初春(はつはる)”と呼ばれることも多いです。
いま現在では春という季節は3月・4月・5月になりますが、
旧暦における春は1月・2月・3月の時期のことを言います。
睦月は1月のことを指しているため初めて春が訪れる月ということで、
睦月の別名として初春(しょしゅん)と呼ばれています。
睦月が別名で新春(しんしゅん)と呼ばれるのは、新しい春が始まる月という理由からです。
初春月のときと同様で旧暦では1月・2月・3月が春とされているので、
新しい春が始まる月ということで別名として新春(しんしゅん)と呼ばれています。
またお正月(現在の1月)のことを新春と言うことがよくありますが、
これは旧暦の季節の名残からきているものです。
なので旧暦では1月が新しい春の始まりだったことから、
その旧暦のときの名残でいま現在もお正月のことを新春と呼んでいます。
”初月(しょげつ)”、”初春(しょしゅん)”、”新春(しんしゅん)”以外にも、
睦月の別名として呼ばれている名称について下に箇条書きにしてみました。
<睦月の別名の一覧>
※上記以外にも睦月の別名は数多く存在しています。
以上が「睦月とは何月のこと?意味と由来、読み方とは?睦月の別名は?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など