さて日常的に使われるもので「収賄」という言葉があります。
この収賄に使用されている漢字(特に”賄”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは収賄の読み方と意味、「しゅうわい」と「しゅうゆう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.収賄の正しい読み方は「しゅうわい」「しゅうゆう」?
では収賄の正しい読み方は、「しゅうわい」「しゅうゆう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、収賄の正しい読み方は「しゅうわい」になります。
収賄の”賄”は「まかな(う)」「わい」と読むことはできますが、
「ゆう」と読むことはできないので、収賄を「しゅうゆう」と読むのは間違いです。
また収賄(しゅうわい)のように「収(しゅう)」が用いられている言葉には、
「徴収(ちょうしゅう)・収益(しゅうえき)・没収(ぼっしゅう)・査収(さしゅう)」などがあります。
収賄(しゅうわい)のように「賄(わい)」が用いられている言葉には、
「贈賄(ぞうわい)・賄賂(わいろ)・供賄(きょうわい)・贈収賄(ぞうしゅうわい)」などがあります。
次の章で収賄の意味と類義語について解説していきます。
2.収賄の意味と類義語について
では収賄の意味と類義語について見ていきましょう。
まず収賄は「賄賂(わいろ)を受け取ること」の意味として用いられています。
賄賂(わいろ)というのは、”自分の利益になるように取りはからってもらうなど、不正な目的で贈る金品のこと”を言います。
収賄を用いた例文としては、「収賄罪で起訴された」や、
「収賄の疑いを受ける」のような使い方で用いられています。
また収賄の類義語としては、「贈賄(ぞうわい)・収受(しゅうじゅ)・献金(けんきん)・謝礼(しゃれい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても収賄と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「収賄の読み方と意味、”しゅうわい”と”しゅうゆう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 収賄の正しい読み方は「しゅうわい」で、「しゅうゆう」は間違い。
- 収賄は「賄賂を受け取ること」の意味。
- 収賄の類義語には、「贈賄・収受・献金・謝礼」などがある。