さて日常的に使われるもので「比律賓」という漢字があります。
この比律賓に使用されている漢字(特に”賓”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは比律賓の読み方と意味、「フィリピン」と「ひりつひん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
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1.比律賓の正しい読み方は「フィリピン」「ひりつひん」?
では比律賓の正しい読み方は、「フィリピン」「ひりつひん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、比律賓の正しい読み方は「フィリピン」になります。
比律賓の”比”は「ひ」、”律”は「りつ」、”賓”は「ひん」と読むことができますが、比律賓を「ひりつひん」と読むのは間違いです。
比律賓を「フィリピン」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字(1字)に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは日本由来の読み方”のことで、”音読みは中国由来の読み方”のことです。
”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分かりにくいですよね。
訓読み(日本由来)はそれだけで意味が分かる読み方が多く、音読み(中国由来)はそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上)に読み方があてられているため、
漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「比律賓(フィリピン)」に用いられている”比”は単体で「ふぃ」、”律”も単体で「り」、”賓”も単体では「ぴん」と読むことはできません。
ですので漢字(1字)の訓読みのようにその熟字(2字以上)だけで、
意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で比律賓の意味について解説していきます。
2.比律賓の意味について
では比律賓の意味について見ていきましょう。
まず比律賓は「東南アジア、フィリピン諸島を占める共和国のこと」の意味として用いられています。
16世紀にスペインの植民地となり、皇太子フェリペにちなんでフィリピンと名付けられました。
比律賓の首都はマニラになります。
以上が「比律賓の読み方と意味、”フィリピン”と”ひりつひん”正しいのは?」でした。
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3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 比律賓の正しい読み方は「フィリピン」で、「ひりつひん」は間違い。
- 比律賓は「東南アジア、フィリピン諸島を占める共和国のこと」の意味。
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