このページでは形而上の読み方と意味、「けいじじょう」と「けいしじょう」どちらが正しいのかを解説しています。
結論から言ってしまうと、形而上の正しい読み方は「けいじじょう」になります。
形而上の”而”は「しか(して)」「じ」と読むことはできますが、
「し」と読むことはできないので、形而上を「けいしじょう」と読むのは間違いです。
また形而上(けいじじょう)のように「而(じ)」が用いられている言葉は、
形而上の他には「而立(じりつ)・形而下(けいじか)」しか見つけることができませんでした。
次の章で形而上の意味について解説していきます。
形而上は「形をもたないもの。抽象的なもの/感覚では捉えられない無形のもの」の意味として用いられています。
ちなみに形而下(けいじか)というのは、”形をそなえているもの。有形/感覚器官で存在を知覚できるもの”になります。
形而上を用いた例文としては、「それは形而上のもの」や、
「彼は形而上学を研究している」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「形をもたないもの。抽象的なもの」の意味で、
後者の例文は「感覚では捉えられない無形のもの」の意味で使用しています。
また形而上の類義語としては、「感覚(かんかく)・抽象(ちゅうしょう)・神秘(しんぴ)・概念(がいねん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても形而上と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「形而上の読み方と意味、”けいじじょう”と”けいしじょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど