さて日常的に使われることはあまりないですが、「俎上」という言葉があります。
この俎上に使用されている漢字(特に”俎”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは俎上の読み方と意味、「そじょう」と「しじょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.俎上の正しい読み方は「そじょう」「しじょう」?
では俎上の正しい読み方は、「そじょう」「しじょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、俎上の正しい読み方は「そじょう」になります。
俎上の”俎”は「そ」「しょ」と読むことはできますが、「し」と読むことはできないので、俎上を「しじょう」と読むのは間違いです。
また俎上(そじょう)のように「俎(そ)」が用いられている言葉には、
「俎豆(そとう)・刀俎(とうそ)・樽俎(そんそ)・鼎俎(ていそ)」などがあります。
俎上(そじょう)のように「上(じょう)」が用いられている言葉には、
「屋上(おくじょう)・献上(けんじょう)・参上(さんじょう)・極上(ごくじょう)」などがあります。
次の章で俎上の意味について解説していきます。
2.俎上の意味について
では俎上の意味について見ていきましょう。
まず俎上は「まな板の上のこと」の意味として用いられています。
”俎(そ)”という字には「まな板」の意味があります。
俎上を用いた例文としては、「俎上に載せる」や、「俎上の魚」のような使い方で用いられています。
”俎上に載せる”というのはことわざで、「まな板に載せる」という意味も持ちますが、一般的には「ある物事や人物を取り上げて、批評したりすること」の意味となります。
以上が「俎上の読み方と意味、”そじょう”と”しじょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 俎上の正しい読み方は「そじょう」で、「しじょう」は間違い。
- 俎上は「まな板の上のこと」の意味。