上梓の読み方と意味、「じょうし」と「じょうしん」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはほとんどないですが、「上梓」という言葉があります。

 

この上梓に使用されている漢字(特に”梓”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは上梓の読み方と意味、「じょうし」と「じょうしん」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.上梓の正しい読み方は「じょうし」「じょうしん」?

 

では上梓の正しい読み方は、「じょうし」「じょうしん」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、上梓の正しい読み方は「じょうし」になります

 

上梓の”梓”は「あずさ」「し」と読むことはできますが、「しん」と読むことはできないので、上梓を「じょうしん」と読むのは間違いです

 

 

 

また上梓(じょうし)のように「上(じょう)」が用いられている言葉には、
「屋上(おくじょう)・献上(けんじょう)・参上(さんじょう)・極上(ごくじょう)」などがあります。

 

上梓(じょうし)のように「梓(し)」が用いられている言葉には、
「梓人(しじん)・梓行(しこう)・桑梓(そうし)・梓宮(しきゅう)」などがあります。

 

 

次の章で上梓の意味と類義語について解説していきます。

 

2.上梓の意味と類義語について

 

では上梓の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず上梓は「文字を版木(はんぎ)に刻むこと/本を出版すること」の意味として用いられています。

 

版木(はんぎ)というのは”印刷するために文字・図画などを彫刻した木版のこと”で、梓(あずさ)を版木に用いていたことからこのような名称が付けられています。

 

 

 

また上梓の類義語としては、「版行(はんこう)・刊行(かんこう)・初版(しょはん)・改訂(かいてい)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても上梓と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「上梓の読み方と意味、”じょうし”と”じょうしん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ